TOEICを受験する人の気になる平均点や勉強方法・対策について。

TOEICの平均点

「TOEIC(トーイック)」は、国際コミュニケーション英語能力テスト(Test of English for International Communication)の略語です。テストの対象者は英語を母国としないものということで、世界60カ国で実施されている英語によるコミュニケーション能力の認定テストです。TOEICは日本の英語検定(通称英検)と違い、階級制ではありません。得点数によって、レベルがわかるようになっています。終身有効といった検定資格ではなく、平均点によって実力レベルを確認するための試験なので合否判定という概念はありません。試験問題と評価は全世界共通になっていますので、この得点は世界標準と言ってもいいかもしれません。一般的には実務や就職などに有効とされる平均点は990点中で470点以上と言われています。

TOEICの勉強方法と対策

大勢のTOEICを受験している人たちの勉強方法や、高得点をとるための対策等はどういったものがあるでしょうか?テストはリーティングとリスニングに分かれているため、それぞれに対策が必要です。リーディングの対策は、設問の主旨を瞬時に理解できるように読み解きの練習をすること、継続して練習問題を解き語彙力を身につけることが重要です。リスニングの対策は、単語力をつけることも肝心ですが、限られた時間内に、予備知識のない内容の会話をネイティブのスピードで発音を聞き取って理解できるように訓練することです。いずれも時間配分が肝心ですので、スピーディーに設問に解答できるように普段から過去問題集等で練習しておくことが、得点アップの秘訣です。

 

 

TOEIC IPテスト

TOEICの受験をする人は、世界で450万人もいますが、そのうち日本の受験者数は150万人で、驚異的な割合を占めています。社内英語検定や新入社員の英語能力測定にも積極的に取り入れている企業は多く、また、採用条件として具体的にTOEICの平均点を提示しているところも少なくありません。こういった背景が影響しているため、TOEICのテストを団体でうける企業や学校が増えています。実施する団体の都合に合わせて任意の日時で随時TOEICのテストが行えるシステムのことを、TOEIC IPテストといい、実施団体に所属する受験者数が10名以上の場合はこのシステムを利用することが出来ます。500名以上の一括受験においては、受験費用の割引も適用されるので、企業で実施する場合はIPテストになるでしょう。